南部鉄瓶と言えば藤枝工房
父 行勇(ゆきお)釜師 号 昌行をはじめに
長男 宗雄 (むねお)号 宗
3男 由男 (よしお)ら親子3人で南部鉄器を
製作販売 古釜の修理や仕上げ直しをしております。
南部鉄瓶の歴史は、420年程前 南部盛岡にてはじめて
作られたとゆう由来が有ります。
南部鉄瓶は、もともとは、湯釜でしたが南部藩主に呼ばれ盛岡で
湯釜を作った釜師が庶民にもこの美味しいお茶を飲んでもらいたいと
思い湯釜にツルと注ぎ口を付けて南部鉄瓶がはじめて作られた由来です。
1番の特長は、内側に有ります。
元々の色は、シルバーです。(灰色)
表面の色は、漆の色です。
黒い南部鉄瓶 赤い南部鉄瓶すべて漆とおはぐろの色です
鉄の色ではありません
南部鉄瓶の1番の特長は、内側は、酸化鉄と申しまして
炭火の中に入れて焼き強制的に酸化させた黒さびまたは青さび
もしくは、まだらな灰色になっております。
これが1番の鉄瓶の特長です。
なぜこのような事をするようになったか
昔から湯を沸かすと湯が美味しいつまりお茶が美味しい
しかし内側が赤く錆びやすいと言う不評もありました。
ある時 南部で火事があり火事の焼け跡から出てきた南部鉄瓶の
中が赤く錆びていたはずが青く黒くまたは、灰色になりその後
中が赤く錆びにくくなったとうわさをきき釜師が
火事の時と同じ条件にする為に炭火の中に入れて釜焼き作業をしました。
内側は、黒く青くまたは、灰色のまだらになっております。
赤く錆びる前に強制的に酸化させました。
藤枝工房では、なぜ修理や仕上げ直しをするのか
先人の腕の良い釜師や職人がすばらし品を残してくれました。
修理や仕上げ直しする事により先輩方釜師や職人の
技や技量を仕上げ直しにより知る事が出来ます。
良い品を復元できます。
しかし我々釜師にとって仕上げ直しは、失敗の許されない難しい作業です
お客様から大事な品をあずかり作業をしているからです。
なぜ高価なのか
すべて手づくり色んな技法を取り入れてこだわりを持ち時間をかけて
作り上げているから価格が高くなります。
湯がなぜ美味しいのか
緑茶いがいにコーヒーも美味しくなります。
鉄分を摂取するなら鉄瓶
毎日の美味しいお茶を頂きながら鉄瓶手入れ方法
毎日湯を沸かす事
ガスコンロでも結構です。
中火または、時間に余裕のある方は、弱火でお願いします
湯が沸いてもすぐに火を消さないで1分か2分弱火で置いて下さい。
鉄分がしっかり湯に溶け出しいっそう湯が美味しくなります。
その後は、ポットに湯を注ぎきり火の消してコンロに戻し
蓋を外しコンロの余熱と鉄瓶の余熱で
乾かしましょう。
水のミネラルやカルシュームが内側に皮膜になり
錆びにくい鉄瓶に変わります。(白い皮膜がカルシューム)です。
内側は、毎日湯を沸かす為100度前後まで
高温に成る為、内側は、いつも綺麗な状態です。
赤く錆びる条件は、1 鉄が冷たい事
2 周りに空気がある事
3 何かの原因で水に濡れて乾く時に赤く錆びが出ます。
上記の3つの条件を1つでも避けると鉄は、錆びません
昔、火鉢などの炭火の上に1年中乗っていた為
現代ほど錆びていませんでした。
鉄瓶は、赤く錆びる事は欠点ですがしかし最大の長所です。
鉄瓶以外の厨房道具は、たわしでごしごしこすって良し(すき焼き鍋)
正反対の手入れ方法です。
南部鉄瓶の手入れ方法とその他の鉄鍋の手入れは、違います。
くわしくは下記までお問い合わせ下さい。
質問疑問受付けは、AM8:00からPM11:00 日曜日と祭日も受付ています。
TEL 080-1678-7771
本場盛岡 南部鉄瓶製造販売店 藤枝工房の釜師が製作したホームページです。誤字や脱字が有り大変ご迷惑を掛けております。